アジラ(東京都)は2021年3月、AI-OCR「ジジラ」事業をローレルバンクマシン(東京都)へ譲渡した。
Asilla SDKをはじめ、行動認識AIを中核とした映像解析事業に経営資源を集中したいアジラ社と、既存事業にAI-OCRを加えることで大きなシナジーを創出し新規事業の核としたいローレルバンクマシン社との思惑が一致し、事業の譲渡へと発展した。
アジラ社は今後、行動認識AIを活用し人の動きを捉える映像解析技術の開発用パッケージであるAsilla SDKの開発に集中する。同社によると、商業施設やスタジアムにおける不審者の発見や、人流分析など様々な場面での活用が進んでいるという。ローレルバンクマシンは、1959年設立の各種通貨処理機・システムの開発を手掛ける。