キヤノンマーケティングジャパン(本社:東京都)は、キヤノン電子(本社:埼玉県)製のドキュメントスキャナー「imageFORMULA(イメージフォーミュラ)」シリーズの新製品として、原稿の読み取り速度と画像処理性能を向上させたA3対応モデル「DR-G2140/G2110」と、A4対応コンパクトモデル「DR-C230」、「DR-C225W II/C225 II」、専用ネットワークアダプター「WA10」を10月10日より順次発売する。
同社の調査によると、ドキュメントスキャナーの2017年の国内市場規模は約9万2千台、2018年は約9万1千台と予想。
働き方改革の取り組みやRPAの普及などオフィス業務の効率化を図る動きの中で、紙文書の電子化やOCRによるテキストデータ化など、企業におけるスキャナーの活用のニーズは徐々に高まりつつある。
企業の合理化による拠点統廃合などにより本部での集中入力業務に対応する高速スキャナーのニーズが高まる一方、各拠点で電子化を行い、データは本部で管理するという分散入力業務の形も増えており、デスクサイドで使いやすいコンパクトで高性能なスキャナーのニーズも高まっており、ドキュメントスキャナー市場は、今後も堅調に推移すると同社では見込んでいる。
「DR-G2140/G2110」は従来機種に比べ読み取り速度が向上し、「DR-G2140」は毎分140枚、「DR-G2110」は毎分110枚の高速スキャンを実現(A4ヨコ、200dpi時)。自治体、金融、医療、運輸、教育機関など、大量の書類を管理、処理する企業や団体において紙文書の電子化業務を効率化できる。また、DRプロセッサーと新画像処理機能により画像処理性能が向上し、文字の薄い原稿やしわや汚れの生じた原稿を高速、高品質に補正する。