ソフトバンクは9月26日、情報工学や情報科学、統計学などの分野において、AI(人工知能)に関する学修・研究に取り組む大学院1年生を対象とした最大で総額1億円の給付型奨学金プログラム「ソフトバンクAI人材育成スカラーシップ」を、2019年4月から2020年3月まで実施すると発表した。
プログラムの実施に伴い、ソフトバンクが指定する大学院に2019年4月時点で1年生として在籍予定の学生を対象に、2018年10月から順次奨学金受給希望者を募集する。
「ソフトバンクAI人材育成スカラーシップ」では、ソフトバンクが公益財団法人日本国際教育支援協会(JEES)の「冠奨学金事業」に寄付した寄付金が、奨学金として1年間で最大100人の学生に100万円ずつ給付される。
同プログラムは、AIが全ての産業でより幅広く活用され、各産業のビジネスモデルや競争環境が大きく変わっていく時代を見据えて、今後の各産業の発展を担う「AI人材」の育成に貢献することを目的としたもので、2020年以降の継続も検討している。
同社は「AIの学修・研究に取り組む学生を応援するこの奨学金プログラムを通して、より多くの学生にAIに関する分野に興味を持ち、その道を志していただきたいと思っています。また、奨学生には、AIが各産業の在り方を変えていく時代に、AI分野で日本をリードする存在になってほしいと願っています」としている。