パソナテック(本社:東京)は、独自で開発を進める組込みディープラーニングフレームワーク「Qumico」を活用し、人工知能(AI)、IoT分野の開発および人材育成を強化する。主にミドル・シニア層の組込みエンジニアを対象に、人工知能(AI)、IoT分野で活躍できる人材を育成する「組込みディープラーニングエンジニア育成プログラム」を8月21日より開始する。
経産省によると、人工知能(AI)やIoTに携わる「先端IT人材」は、2020年までに4.8万人不足すると予測されており、人材の育成が急務となっている。一方で、人工知能(AI)やIoT分野での開発には、プログラミング言語「Python」が必要になる場合が多く、主に「C言語」を習熟するミドル・シニア層の組込みエンジニアは、スキルのミスマッチに課題を感じることも少なくない。
そこで同社は、独自に開発を進める組込みディープラーニングフレームワーク「Qumico」を活用して、主に人工知能(AI)、IoT分野での開発経験のないミドル・シニア層の組込みエンジニアを対象に、人工知能(AI)、IoT分野での開発などに携わる組込みエンジニアを育成する「組込みディープラーニングエンジニア育成プログラム」を開始する。
「Qumico」はプログラミング言語「Python」を使って作成した学習済みのニューラルネットワークを、「C言語」に自動変換することが可能。そのため「Python」や複雑なニューラルネットワークの知識がなくても、「C言語」の知識を用いて人工知能(AI)、IoT分野で開発ができる。
同プログラムでは、ディープラーニングによる画像認識モデルを、指定された目標性能でプロセッサに実装する研修を「Qumico」を活用して実施し、スキルの習熟度を高めるために、開発体験などの高度な研修も順次提供していく予定だ。