ライカジオシステムズ(東京都)は、Hexagonディテクションソリューションとして、HexagonグループIDS GeoRadar社の新製品、EsTテクノロジーを搭載した一方向のスキャンで3D地中探査を行うことができるマルチチャネル地中レーダーシステム「Stream DP」と、そのデータをAI解析するクラウドサービス「AiMAP」について、2022年9月7日より日本で販売開始した。
Stream DPは、二重偏波30chのアレイアンテナを採用し、特許技術EsTテクノロジーを搭載した3D地中探査システム。二重偏波30chアレイアンテナは、Stream DPを一方向に進めるだけで横断・縦断の配管を捉えることができ、さらにチャネル間4.5㎝の高密度なデータ取得により空洞探査も行うことができる。探査深度は、EsTテクノロジーによってこれまでの地中レーダーの深度より1~2m深い深度を実現。取得データは、解析ソフトiQMAPで波形図だけでなくトモグラフィ(水平断層図)でも解析でき、3D配管図も簡単に作ることが可能。さらに、オプションでAI解析サービス(SaaS)を使用し、結果をAiMAPで全体像を3Dで表示することができ、配管図の作成を短時間で行うことができるようになる。
クラウドAI解析である「AiMAP」は、クラウドでAIを使用し地中レーダーのデータを解析するSaaSソリューション。解析ソフトiQMAP上でAiMAP機能を使用しAI解析したデータをトモグラフィマップで表示可能。探査したエリアの全容を3Dで捉えることができ、そこから埋設管データを作成することで、解析作業の効率化を実現する。