愛知県は4月23日、行政事務の効率化を目的としてNECと共同で行ったRPA(Robotic Process Automation)導入による実証実験の結果を公表した。実証期間は2018年11月27日から2019年3月29日。
使用したソフトウェアは、RPAは「NEC Software Robot Solution」を採用。手書き文字認識には、京都電子計算株式会社がLGWANサービスとして提供するAI-OCR「AI手書き文字認識サービス」を採用した(文字認識エンジンは「Tegaki」)。
実証実験の対象とした業務は、財務システムでの支払業務、所属メールの担当者への振り分け、人件費執行簿の集計、時間外勤務実績表の集計の4分野。対象とした4業務全てで、作業時間を削減し、削減率は、最大で95%となった。
また、AI-OCRによる紙資料の読取認識率は99%となり十分な有効性が確認でき、愛知県では、RPAにAI-OCRを組み合わせることで業務の幅が広がるとしている。