弥生(東京都)は、2021年3月より「弥生会計」をはじめとする弥生会計ラインアップと、Sansan(東京都)が提供する請求書のオンライン一元管理サービス「Bill One」が連携すると発表した。これにより、両サービスの利用者は、「Bill One」によりデジタル化された請求書データを手間なく弥生会計ラインアップに連携し、経理業務の効率性を向上させることができるとしている。
新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに多くの企業でテレワークが推奨され、業務をデジタル化する動きが活発になっている。その一方で、経理部門には紙の請求書が経理業務の入り口に存在するため、業務全体のデジタル化が進みにくい現状がある。
「Bill One」は、クラウド名刺管理サービス「Sansan」で蓄積したAI OCR・入力オペレーターを掛け合わせたデータ化技術を用いることにより、あらゆる請求書をデータ化しクラウドで一元管理することを実現した。「Bill One」のユーザーは、紙を含むすべての請求書をデータ化された状態で処理することができる。
「Bill One」から請求書をCSVデータにてダウンロードできるようになり、データ化された勘定科目は取引先単位のルール設定機能を利用して自動入力を利用することができる。「Bill One」からダウンロードされた仕訳情報をそのままインポートすることで、弥生会計ラインアップで自動で会計帳簿や決算書、レポートを作成することができる。