データ・アプリケーション(東京都、以下「DAL」)は、AI-OCR技術の活用で企業に散在する紙文書のデジタル化と、つなぐ先にあわせてデータ変換、シームレスに業務システムへ連携できるソリューション「OCRtran (オーシーアールトラン)」を2020年8月3日より販売を開始すると発表した。
多くの日本企業では、依然として大量の紙文書が残っており、昨今のデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みや働き方改革に伴う業務の効率化、ペーパレス化を推進するうえで大きな課題となっている。また、企業間取引においては、全ての取引をデジタル化することは難しく、紙やFAXでのやりとりが残っている。
同社の「OCRtran」は、取引先との紙やFAXを使った取引方法を変えることなく、デジタル化を推進できるのが特徴。「OCRtran」は、DALが開発し豊富な販売実績を持つエンタープライズ・データ連携基盤「ACMS Apex」とウイングアーク1st株式会社のAI-OCRクラウドサービス「SPA Cloud」を連携させた。同社によると「OCRtran」は、AI-OCRによるデジタル化だけにとどまらず、データを自由に変換でき、業務システムとのデータ連携を実現できるとしている。例えば、注文書や請求書、フィールドエンジニアの作業報告書など紙やFAX、メールの添付などで受け取った文書を、自動でデジタル化し業務システムへ連携するイメージだ。