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ケイアイスター、BI・RPA・AI-OCR技術を活用し新築戸建て事業の業務を自動化。半年で2000時間以上の工数削減に成功

ケイアイスター不動産(埼玉県)は、BI・RPA・AI-OCR技術を活用し、新築戸建て事業におけるデータの収集と問題の可視化、定期提携業務の自動化、紙媒体のデータ入力を効率化し、2020年2月から7月までの半年間で2000時間以上の工数削減に成功したと発表した。

同社は、IT成長戦略として「高回転経営:AI、BI、RPAを活用したデータドリブン経営による在庫回転率、生産性向上」を掲げ、2019年7月に専門部署を新設。購入者との取引にもスピードが重視されるとともに工程管理においても工期短縮など生産性向上は重要項目である一方、新築戸建分譲事業において管理データの情報量は多大であり、集計・分析に多大な労力を掛けていた状況を改善するために、BI・RPA・AI-OCR技術によるシステムの運用を進めていた。
これまで、各部署で類似データの散見やグループ拡大に伴う報告フォーマットの増加から、単票から一覧への転記や一覧から単票への転記など、従来は人が手作業で行わざるを得なかった業務を自動化し、さらに設計部門における確認申請、確認受理、各部署への図面配布から着工可能日など工程管理のデータ化や問題の可視化を実践。RPAにより、半年で2,000時間以上の工数削減を可能とした。また、RPA技術に加えて、紙媒体のデータをテキストデータに変換するAI-OCR技術を活用。請求書やアンケート等、今まで手作業で行われていたデータ入力が自動でテキストデータに変換し、AI-OCRだけでも半年で324時間の短縮が可能となったとしている。

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その他、BI(Business Intelligence)の取り組みとして、データ分析プラットフォームのTableau Softwareの導入をはじめ、2019年8月から本格運用を開始。同システムは、新築戸建分譲事業における用地仕入状況・建築工期日数・販売状況など日々変化する情報をリアルタイムの数値で可視化する。データをすばやく可視化・分析し、情報共有を可能とするデータ分析プラットフォームとして、高速処理データ分析と直感的なユーザーインタフェースを持つ。同社では、Tableauを用いることで事業計画および用地仕入~建築工期~販売までの在庫回転日数・売上実績などを可視化できるため、新築戸建分譲事業の戦略立案・推進を効率的かつ実現性高く実行することが可能となり、問題の早期発見や課題改善につながるとしている。

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