倉庫管理システムとAI-OCR搭載サービスを手掛けるシーネット(千葉県)は、物流企業における働き方改革への意識と改革手段としてのAI-OCR関心度を明らかにするため、同社のセミナー参加企業を対象にアンケート調査を実施した。
物流現場で大量に発生する請求書・納品書・個口配送票・インボイスなどの各種帳票類を、ドキュメントスキャナーで読み込みデータ化することができるAI-OCR。手入力時間が大幅に削減されるため、働き方改革の手掛かりの1つとして検討されているが、導入にあたり重視するポイントは、各社回答にばらつきがでた。
最も多い回答は、「読み取り精度」と「費用」で同票。回答者の中には、これまでAI-OCRを導入したもののうまく活用できなかった企業もあり、「業務効率化のためには読み取り精度の高さが最重要である」との声も見られた。続いて多い回答は、「後続システムへのスムーズな連携」や「データ化までの全体オペレーション」であった。後続システム連携用のレイアウト変更や項目編集などの業務利用を前提とした前後機能が物流向けのAI-OCRでは特に重視されていることが窺える。
同社では、これまで困難とされていた物流バックオフィスのオンライン化を目指し、物流業務に特化したAI-OCR搭載ウェブスキャナのサブスクリプション型サービスの提供を行っている。