ジョイズ(本社:東京)は8月21日より、運営する英会話学習アプリケーションの「TerraTalk(テラトーク)」を学校向けにブラウザ版の提供を開始する。まずは30名の教師へ無償提供し、来春より生徒へ本格的に提供開始予定。これによりモバイル端末のない学校でも生徒へAIを用いたスピーキングの授業を展開できるとする。
これまで、「TerraTalk」を授業内で活用するにはスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末が必須となっていた。しかし、全国の学校のPC普及台数が約170万台であるのに対し、タブレットの普及台数は約25万台と少なく、モバイル端末を持たない学校は新たに購入したり個人の端末を持ち込ませたりする必要があっため、サービスのマルチデバイス対応が求められていた。
また、ChromeOSの普及速度が上がっており、併せて小学校では2020年度に実施となるプログラミング教育の必修化に向け、児童が小学校の授業にてPCに触れる機会が増加。そのような中、PCでの英語のスピーキング教育を推進させるために、同社は学校向け「TerraTalk」のブラウザ版を提供開始することとなった。
「TerraTalk」は、AI(人工知能)との英会話を通じてスピーキングを学習できる英会話アプリ。AIが話者のスピーキング力を「文法」「語彙」「発音」「流暢さ」から総合的に評価するため、英会話力を正確に把握し、改善につなげることできる。