人工知能事業を手掛ける「AI inside」が、2019年12月25日に東京証券取引所マザーズに新規上場した。証券コードは4488。
AI inideはAI-OCRサービス「DX Suite」をユーザーへ提供。「DX Suite」は内部に「Intelligence OCR」「Elastic Sorter」「Multi Form」の3つのアプリケーションを有しており、組み合わせて契約・利用することができる。
2019年3月期の売上高は445百万円で経常利益は182百万円のマイナス。現在進行中の2020年3月期第2四半期累計では、売上が613百万円、経常利益が176百万円と黒字化している。顧客数は、2019年3月期に10件から185件に増加。更に2020年3月期の第2四半期までで361件(純増176件)と大幅に伸ばしている。契約顧客数が増加したことにより、セリング型売上が倍増したのに加え、リカーリング型売上が前期の97百万円から半期で225百万円へと大幅に伸びている。チャーンレート(解約率)が0.58%と低いことから、今後の安定的な売上が見込まれ、同社は2020年3月期を売上高1,335百万円、経常利益193百万円と増収増益を予想している。