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AI-OCRで管理部門のテレワークを支援。「AIスキャンロボ®」を60日間の無償提供

人工知能(AI)によるサービスを開発するネットスマイル(本社:東京都)は、テレワークを実施する企業に向けて、大量の書類を読み取りデータ化するAI-OCRサービス「AIスキャンロボ」の60日間無償提供を始めた。

新型コロナウイルスは全世界的に感染拡大し続けており、政府による緊急事態宣言による外出自粛要請を受け、多くの企業がテレワークの実施を発表している。しかし、比較的在宅勤務に馴染みやすいと思われていた管理部門でペーパーレス化が進んでいないために、完全なテレワークが難しい現状が明らかになってきた。

一般社団法人日本CFO協会の調査によると、2~3月にテレワークを実施または推奨した企業の経理財務幹部で「テレワーク実施中に出社する必要が発生した」という回答は41%に上りました。その出社理由は「紙の書類の処理(請求書・証憑書類・押印手続・印刷)」「銀行対応」など。テレワークの取り組みは広がったものの、自宅では対応できない業務が多いことが明らかになっている。

特に、テレワークを実施できていない企業の最大の問題として請求書や証憑などの紙の書類がデジタル化できていないという回答が77%と最も多く、テレワーク実施企業でも紙の書類のデジタル化に対応できている企業は36%にとどまっており、紙文化からの脱却が急務。

AIOCR

同社は、テレワークの実施を阻害する紙文化からの脱却を支援するため、AIを活用した文字認識(OCR)技術のサービス「AIスキャンロボ」を60日間無償で提供する。「AIスキャンロボ」は、AIを活用した文字認識(AI-OCR)サービス。一般的なAI-OCRでは、1行に1データがある書類は読み込むことができるが、多段組など複雑な形式の請求書等の帳票には対応できていなかった。「AIスキャンロボ」は、特許出願中の複雑な形式の帳票が読み込める機能を搭載しており、管理部門で使用する複雑で多種類の帳票のデータ化を可能にしている。

同社では、請求書等の紙の書類をAI-OCRでデータ化することで、スムーズな在宅勤務の導入を支援するとしている。受付期間は、2020年5月31日まで。

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