不動産テック総合ブランド「RENOSY（リノシー）」を運営するGA technologies（本社：東京都）は、社内で試験導入していた不動産売買に関する業務を89%削減する「FLOW by RENOSY（フロー バイ リノシー）」に、OCRを用いたAI技術による精算書の自動読み取り機能を新たに搭載したと発表した。
不動産の仕入れや売却には、手付金や仲介手数料といった様々な費用が発生するが、これらの費用は、仕入部門や管理部門、財務経理部門といった各部門がそれぞれの目的に合わせて整理する必要があり、一般的に各部門が異なるフォーマットのエクセルやスプレッドシート上でデータ管理を行なっている。
「FLOW by RENOSY」は、部門ごとの目的に合わせた横断的なデータ管理を実現することで、データを繰り返し入力する手間や、散在したデータを探すといった無駄な作業をなくし、業務時間の削減を行うシステム。今回、同社のAI専門部署が研究開発してきたAI-OCR技術を同システムにも応用し、不動産会社によってレイアウトの異なる清算書の読み取りも可能にした。同社によると、これにより社内業務の効率化が進み、従来一件あたり約10分かかっていた手動入力や確認作業を、1分程度の確認作業のみに削減したという。
