イクシス(神奈川県)は、道路面ひび割れ解析やガードレール支柱の錆解析の道路AI解析サービスをリリースした。
現在の道路点検は、点検員による近接目視が基本であり、生産性・安全性の点で課題があった。同社では、一般車両に搭載する市販ドライブレコーダーで車両走行中に撮影した動画を、同社のインフラ向けAIで解析することで、道路舗装面のひび割れの1次スクリーニングを行う。一般車両による点検が可能なことから、業務などの用途で日常的に走行する車両を活用して、定期的な点検が可能となる。路面の劣化状態の可視化レポートはパノラマ表示などが可能。
また、ガードレールの支柱は、融雪剤等の影響により錆びてしまうため、定期的な点検・補修が必要。これまでのガードレール点検は近接目視点検が基本であり、安全性の確保や交通規制の必要性など、生産性、安全性の点で課題があった。同社のガードレール支柱解析ソリューションは、一般車両に搭載した市販のビデオレコーダーを用いて進行方向に対して側方を撮影し、その映像をAIが解析してガードレールの支柱や、支柱の錆を検出するもの。融雪剤等の影響で支柱の根元が錆びている区間を一次スクリーニングする際等、生産性や安全性を向上することができるとしている。