人工知能(AI)によるサービスを開発するネットスマイル(東京都)は、住友倉庫(大阪市)に提供したAI-OCRサービス「AIスキャンロボ®」の導入事例インタビューを公開した。
住友倉庫は、2019年に創業120周年を迎えた総合物流業。同社は国内物流事業のひとつである通関業務において、現在、NECとともに、AIスキャンロボ®を導入し、非常に煩雑な通関業務における実証実験を実施しているという。これまで同社では、通関業務において船積書類(インボイス等)をプリントアウトして紙を見ながらチェックするなど紙媒体をベースとしており、実際の通関に至るまでの準備作業に、膨大な時間と手間が掛かってしまっていたのが大きな問題であった。貿易の帳票は記載方法がとても複雑なため、従来のOCRでは対応が難しく不十分であったが、AIスキャンロボは複雑なフォーマットにも対応できること、また読取り箇所の設定も簡単にできることから採用したという。全文は、ネットスマイルのAI-OCR専用サイトで公開されている。