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決算書の読み取りが飛躍的進化 「スマートOCR(AI-OCR)決算書基本パック」がメジャーアップデート

インフォディオ(東京都)は、「スマートOCR」にて、メジャーアップデートした「スマートOCR(AI-OCR)決算書基本パック」を、2021年5月19日にリリース。今回のメジャーアップデートでは、従来機能に大幅な改良を加えたバージョンアップとなり、これまで難しいとされた決算書帳票のデータ登録が実現した。

従来のOCR製品においては、決算書の読み取りは苦手領域とされていた。理由としては、決算書帳票は同じように見えても書式は様々であり、決算書一枚一枚ごとに異なる部分が多数あること、文字間のスペースが広い単語が多く、文字として読み取れても単語としての読み取りが難しいことが挙げられる。

同社が開発したAI-OCRによる非定型帳票への対応を得意とする「スマートOCR」では、決算書にはよくみられる罫線のない帳票の読取を実現するだけでなく、項目の位置が決算書1枚1枚で異なっていても高精度の読取を可能にする。また、非定型帳票対応に特化した「スマートOCR」では、従来のスキャナ読み取り以外の方法として、スマートフォンで撮影した写真でも文字の読み取りを可能にする点も大きな特徴。

インフォディオ

金融機関等における決算書情報登録業務の実務においては、決算書の科目名や明細名は同じものを指していても、企業によってその表記は異なることがよくある。これらを統一の勘定科目名として集約する補正作業を、人の手により行うことが業務の大きな負担になっており、決算書からテキストデータとして正確に抽出するOCR機能を導入するだけでは、業務効率化を実現するにはいたらなかった。そこで「スマートOCR」では、決算書ごとに勘定科目表記を集約するための辞書をマスターデータとして「決算書基本パック」に標準で搭載し、OCR処理後に自動で統一の勘定科目名へ集約する機能改修を行っている。同社によると、これによりOCR抽出後の勘定科目が自動で補正されるようになり、人の手による作業の削減を見込む。

 

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