日本デジタル研究所(JDL)は、独自のAI技術により個人の確定申告業務を大幅に省力化する「AI-OCR確定申告入力システム」を開発、1月下旬より提供を開始する。
JDLは昨年4月に、会計事務所実務に特化した「JDL AI」により仕訳入力を省力化する「AI-OCR仕訳入力システム」を発売。そして2022年1月より、個人の確定申告業務に対応した「AI-OCR確定申告入力システム」の提供を開始する。AI-OCR確定申告入力システムは、医療費控除、寄附金控除に関する書類を読み取るだけで申告に必要なデータを自動で生成。多くの会計事務所にとって最大の繁忙期となる確定申告業務を大幅に省力化を目指す。
同システムの特長は、医療費の領収証や寄附金受領証明書などから記載内容を解析し、申告に必要なデータを自動で生成。AI-OCRによる処理速度と正確性で、データ入力に要していた時間を大幅に削減する。また、国民健康保険等の「医療費のお知らせ」、ふるさと納税の「寄附金控除に関する証明書」にも対応。書類の分別・整理などの付帯業務も解消するという。