ヴィセント(本社:東京都)は、2014年よりパートナーシップを組む米Alfresco社の文書管理ソフトウェア「Alfresco Content Services(以下ACS)」にOCRエンジンを組み込むことで紙文書を簡単に電子ファイル化し、効率的な管理と検索を実現するソリューション「αOCR」を開発。2019年11月6日~9日に開催された異業種交流展示会「メッセナゴヤ2019」にて発表した。
αOCRは、ファイルサーバ(Alfresco)とOCRエンジンがセットになった一体型統合プラットフォーム。OCRエンジンは人工知能(AI)で文字を認識しデータ化するアライズイノベーションが開発したAI OCRツール「AIRead」をACSに組み込んだ。簡単なセットアップを行うだけで、フォルダに格納したドキュメントをファイルサーバ側で自動的にOCR処理をしてくれる。また、αOCR for On-Premiseでは、外部にデータを漏らさずに組織内のネットワークのみで、一連の工程をすべて完結させることができる。同社では、手書き文書にも対応しているため、機密文書のデータ化および活用といった分野に対してもサポート可能なソリューションになるとしている。