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ABBYY、初のオールインワン本人確認ソリューション「ABBYY Proof of Identity」を発表

ABBYYジャパン(東京都)は、消費者や企業が直面しているオンラインでの個人情報の盗難やなりすまし詐欺などの問題解決策として、身分証明や本人確認をその場で行うことができる初のオールインワン本人確認ソリューション「ABBYY Proof of Identity」の提供を開始する。同製品は、面倒なオンラインフォームの手入力の必要をなくした文書処理(文字情報のデジタル化)を中心としたデジタルオンボーディングプロセス(サービスに対するオンラインでの顧客定着プロセス)の簡素化すると同時に、企業や組織にとって、顧客、有権者、従業員、パートナーが本人であることを保証する。

世界中でDX化が進む昨今、消費者がオンラインで商取引を行う機会は急速に増えているが、米国連邦取引委員会のレポートによると、個人情報の盗難やなりすまし詐欺などの詐欺行為によって2021年に280万人以上の消費者が59億ドルの損害を受けていたという報告がある。この数値は2020年よりも70%以上増加しており、詐欺行為防止を目的とした本人確認に対する企業の対応はますます重要になっている。

また、本人確認ソリューションを導入することで得られる別のメリットとして、プロセスの簡素化もある。例えば、オンラインやモバイルでのフォーム入力における本人確認データの提供が消費者にとってのネックとなり、半数以上が離脱しているというデータがあり、大きな機会損失となっている。

現在、リスク回避や顧客がサービスに定着するまでのオンボーディングプロセスの促進のために、多くの企業がユーザーの身分証明書の画像や動画をユーザーの顔の画像や動画と比較する文書処理中心の本人確認の方法に移行している。IT分野における米国調査会社のGartnerは、2023年までに85%の企業がオンボーディングプロセスの要素として文書処理中心の本人確認を採用すると予測する。

同社の製品マーケティング担当は、「危険性の高いインタラクションがオンラインで処理されています。特に、銀行、医療、行政のように個人の実際の本人確認情報の信頼性と円滑なユーザー体験に対する顧客の期待との間のバランスが必要な分野において顕著であり、バランスを取るためにはもっと適切な手段が必要です。ABBYY Proof of Identityは、当社のインテリジェントプロセスオートメーションテクノロジーを顧客にとって使いやすく、企業にとって安全な身分証明や本人確認の機能に応用することによってその目的を達成しています。ABBYY Proof of Identityを顧客のオンボーディングプラットフォームの要素として使用することで、企業は離脱率を大幅に下げることができ、顧客も有意義な体験からを享受できるでしょう」と述べている。

 

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