NTTデータは社会貢献活動の一環として、「特別定額給付金」支給業務を行う地方公共団体向けに、紙資料をデジタルデータ化するAI-OCRサービス「NaNaTsu AI-OCR with DX Suite」とRPAソリューション「WinActor」、RPAソリューションのeラーニングを、給付金支給期間である2020年5月1日から2020年7月31日までの間無償提供すると発表した。
現在、地方公共団体等の各種行政機関は、新型コロナ感染症の拡大に伴い、「特別定額給付金」の迅速な支給開始が求められており、各自治体では支給業務開始のための準備作業に追われている状況。
特別定額給付金支給業務では、住民からの給付金申請を電子申請または紙の申請書により受け付け、データのシステム入力や、支給審査を行い、入金処理まで実施する必要がある。AI-OCRにより紙の申請書のテキストデータへの変換およびRPAによるテキスト、データのシステム入力、支給審査業務における突合チェック、振り込みデータ作成などを自動化技術により補助できれば大幅な業務改善が見込める。
また同社では、給付金申請書に「給付コード欄」を設けた推奨レイアウト、AI-OCRにより自動で入力するための帳票定義、申請対応業務を自動化するためのWinActorシナリオの3点を提供する。これにより地方公共団体職員は、簡単な導入作業のみで、給付金支給業務の自動化が可能になるとしている。