ABBYY(日本法人本社:神奈川県)は、最新のドキュメント内データへのアクセスに関するグローバル調査を実施した。
調査によると、日本の従業員は「顧客対応に必要な情報を得るためにドキュメントを探し出す時間を使っている」と回答したのは実に90%に上った。また「ドキュメント内のデータにアクセスしにくいことが仕事の妨げになっている」と回答したのは過半数を大きく上回る65%、顧客対応に必要な情報をドキュメントから探し出すために、「週平均で丸1日分の生産性を失っている」と回答したのは5分の1近くの19%となった。
業務に重要な情報がデジタル化されたドキュメント(PDF、Excelスプレッドシート、メール、画像、テキストメッセージ、チャットボットの会話など)に閉じられている場合、必要とする情報を探すのに手間取り、本来のクリエイティブな仕事の時間が削られるとともに、業務上における最善の判断を下すことができず、人手不足に陥っている日本企業において業務遂行への深刻なダメージにつながっていくとした。
その解決策として、同調査では従業員の42%が「データを理解するAIを搭載したソフトウェアが業務の負担を軽減する」、さらに21%が自分の仕事だけでなく「ユーザーエクスペリエンスも改善する」と考えているとしている。