NTTアドバンステクノロジ(本社:神奈川県)は、本年1月からNTT-AT認定「WinActor」研修制度の運用を開始する。
認定研修制度とは、各代理店等が開催する研修について、業務フローに応じて実践的にWinActorを操作・運用できる技術スキルの習得を可能とする研修であることを、同社が証明するもの。この認定研修制度の運用開始により、WinActorの導入現場において効率的なRPA運用やトラブル対応が可能な技術者の育成につながりそうだ。
WinActorは、働き方改革・業務効率化に貢献するツールとして注目されているRPAツールのひとつであり、日本企業の業務にマッチした純国産ツールとして、金融業から物流・小売業と幅広い分野の2,500社を超える企業に導入されている。専門的なプログラミング経験をもたない人でも容易に自動化シナリオを作成できる機能を備えているが、業務フローに即した実践的なシナリオを短期間で正確に作成でき、また、トラブル時も柔軟に対応できるようになるには、一定の技術スキルが必要不可欠。
同社では、2019年1月から、WinActor販売代理店等が開催するWinActor自動化シナリオ作成等の技術研修に対し、所定のガイドラインを満たすものについて同社が定める認定研修とする。
既に同社では、2018年8月から販売代理店向けに「Certification of WinActor(以下:CWA)」という名称でWinActor代理店認定試験を提供していた。同試験では、WinActorの理解度に応じて「Certified」「Sales Certified」「Technical Certified」の3つの認定レベルを設けており、「Technical Certified」認定者は、NTT-AT認定講師としてWinActor研修を開催する資格を持ち、今後の認定研修ではその認定講師が講師を務めることとなる。